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2007年09月01日(土) 03時00分

政治活動費を多重計上=「不適切」と陳謝、辞任は否定−坂本外務政務官時事通信

 坂本由紀子外務政務官(参院議員)は1日未明、外務省で記者会見し、自身が代表を務める自民党静岡県参議院選挙区第2支部と同氏の後援会が、同一の会議費を政治活動費として多重計上していたことを明らかにした。
 坂本氏によると、静岡県内のホテルで開いたとする会議の費用約8万7000円の領収書を2004、05年の選挙区支部の政治資金収支報告書と、05年の後援会の同報告書に3重に計上。また、別の会議費用約8万3000円の領収書を04、05年の選挙区支部の報告書に2重計上していた。会議が実際に開かれたかどうかについては、「精査している」と説明した。
 会見で坂本氏は、事務所の職員が代わったことによる不手際が原因と指摘した上で、「十分な監督責任を果たしていなかった。不適切な政治資金の処理を行っていたことは誠に申し訳ないことで、深くおわびする」と陳謝。ただ、「説明責任を果たすことが務めだ」として政務官辞任は否定した。週明け3日に静岡県選挙管理委員会に対し、報告書の訂正を届け出るとしている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000011-jij-pol