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2007年09月01日(土) 13時02分

大臣は辞任せず=共済組合の不正受給「関与なし」−遠藤農水相時事通信

 遠藤武彦農水相は1日午前、自らが組合長を務める「置賜農業共済組合」が共済の掛け金を国から不正に受給していた問題が発覚したのを受け、農水省で記者会見した。同相は不正受給を認めた上で、「大変な不祥事で申し訳ない。全体責任は組合長にある」と述べた。ただ、「実務には全然タッチしていない」とし、不正受給に関する自身の関与は否定。「困難な問題を抱える農政に取り組む決意に変わりはない」として、農水相を辞任する考えがないことを強調した。
 不正受給について、農水相は「3年以上前に当時の担当課長2人から報告を受け、そんなことまでして実績を伸ばすことはないと叱責(しっせき)した」と述べた。ただ、当時は会計検査院から問題を指摘されたが、「(不正受給分の)返還の指示はなかった」と明言した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000067-jij-pol