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2007年09月01日(土) 08時01分

不倫報道「事実無根」…姫井議員サイドが反論スポーツ報知

 交際相手を自称する男性から、今週発売の週刊文春で不倫生活を暴露された民主党の姫井由美子参院議員(48)の事務所サイドが31日、一連の報道について「事実無根」と反論した。証拠とされるツーショット写真についても「誰かほかの人が撮影したものでは」と推測。だが、姫井氏自身は記事、写真を見ていないもようで、事務所では「本人もくだらなすぎて週刊誌を提訴する気はないようだ」と話すものの、不透明感は残ったままだ。

 週刊文春による姫井氏の不倫報道から一夜明けたこの日、同氏の事務所に常駐するスタッフは報道の内容について「事実無根です」と反論した。

 記事では、生々しい不倫生活の様子に加え、その証拠とされる男性と姫井氏とのツーショット写真も掲載されている。だが、事務所サイドでは「姫井はみんなでワイワイ旅行に行くのが好き。みんなのうちの誰かが撮ったのでしょう」と話す。

 しかし、旅行先とみられる写真では、テーブル上に2人前の料理が。“すなわち2人きり”とも推測できるが「大勢で行って、別のテーブルになった可能性もある」とやや苦しい推理。「写真の日付があれば、姫井のスケジュールも分かるのですが」とした。

 疑惑が報じられた30日は、地元の岡山に戻り、支援者と会っていたという姫井氏。明けた31日は党本部で両院議員総会が開催されたが、同氏は欠席した。事務所では「今日は東京にいて、出席すると聞いていたのですが」と困惑気味。さらに「(混乱を避けるため)党から出ないように言われたのでは?」と話したが、党本部では「そのようなことはない」としている。

 不倫報道以来、事務所には「辞めろ」という電話もある中、激励のメールやファクスが2日間で約40通寄せられているという。岡山の自宅にもマスコミが駆け付けたが「姫井の夫も『由美子がそんなことする訳がない』と笑ってました」と事務所スタッフは円満を強調した。

 姫井氏は今後について、ホームページで「弁護士に依頼致しています」としていたが、事務所によると提訴する予定はないという。「本人もくだらなすぎて訴える気はないようです。また、そんな時間もないと考えているようです」(事務所スタッフ)

 しかし、450枚という写真と、男性が実名で語る赤裸々な記事のインパクトは強い。さらに事務所サイドによると、姫井氏本人は「見たくもない」と記事や写真を見ていないという。記事内容を知らず何を根拠に「事実無根」としているのかは、まったく不明だ。

 実際、「結局、真実は本人にしか分からないのだから、きちんと説明した方がいいと思う」と事務所スタッフも本人の説明が必要だという認識。「そのうち、人前に出てくるでしょうから、本当に何もないなら、自分の口できっちり言うように伝えます」と話した。

 両院議員総会に出席したほとんど議員は、この問題について沈黙。そんな中で渡部恒三最高顧問は、渦中の姫を「殺人でも15年が時効なんだから。私も議員になる前のことを追及されたら、いろいろある」とかばったが…。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070901-00000068-sph-soci