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2007年08月30日(木) 23時52分

吉野家、ラーメンも焼き肉も読売新聞

 牛丼大手の吉野家ディー・アンド・シーは30日、1杯180円(税抜き)の激安ラーメン店「びっくりラーメン」など約200店を全国展開するラーメン一番本部(本社・大阪市)の事業の主要部分を買い取ることで合意したと発表した。

 経営が悪化していたラーメン一番本部が同日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請したことを受けたものだ。吉野家は回転ずし店やうどん店などを傘下に持つが、ラーメン分野に参入するのは初めてとなる。

 また、吉野家は同日、焼き肉チェーン「牛繁ドリームシステム」(本社・東京)への出資比率を9月末までに10・57%から33・34%に引き上げ、連結決算の持ち分法適用会社にすると発表した。

 吉野家が焼き肉チェーンを連結決算の対象にするのも初めてだ。事業の幅を広げ、牛丼チェーンだけに頼らずに済む収益基盤を作る狙いがある。

 牛繁の株は他の株主から取得するが、取得先や金額は明らかにしていない。牛繁は首都圏を中心に85店舗を展開している。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070830i513.htm