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2007年08月30日(木) 18時01分

目標達成は「18分の3」=イラク情勢、政権より厳しい評価−米監査院時事通信

 【ワシントン30日時事】米紙ワシントン・ポストは30日、議会付属機関の政府監査院(GAO)が9月4日に議会に提出するイラク情勢の報告書の原案について、米軍増派後の治安、政治、経済各分野の改善目標計18項目のうち3項目しか達成されていないとの厳しい評価を下していると報じた。
 ブッシュ政権が7月に議会に提出した中間報告では、18項目中8項目が達成されたと査定していたが、GAOはより悲観的な見方を示した。治安面では、中間報告は首都バグダッドへのイラク治安部隊の展開を進歩ととらえていたが、GAOは「効果は限定的」と判定。「民間人を狙った攻撃は依然多い」とも指摘している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000118-jij-int