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2007年08月29日(水) 20時36分

<ホカロン>発熱持続時間の表示で排除命令…公取委毎日新聞

 使い捨てカイロ「ホカロン」の発熱が持続する時間が表示よりも短いのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は29日、「ロッテ健康産業」(東京都新宿区)に対し、再発防止などの排除命令を行った。
 公取委によると、同社は「ホカロン」「ホカロン貼るタイプ」など4商品の包装に、40度以上の温度で発熱が持続する時間を記載。製造間もない商品は表示時間通り持続したが、3〜4年後に有効期限が近づくにつれて持続時間が表示よりも大幅に下回るようになり、中には9時間持続すると表示したものの実際は2時間しか持たない商品もあった。
 同社は今年7月から、4商品を含む使い捨てカイロ全41商品の回収を開始した。「公取委の命令に従うとともに、引き続き商品の回収を進めたい」とコメントしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070829-00000099-mai-soci