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2007年08月28日(火) 15時02分

<社長遺棄>詐欺の拠点で殺害 新宿のマンション検証へ毎日新聞

 群馬県内で不動産会社社長、冨田威裕(たけひろ)さん(当時29歳)=東京都新宿区=の他殺体が発見された事件で、殺害現場とされる新宿区のマンションの一室が振り込め詐欺グループの拠点となっていたことが、警視庁捜査1課と高島平署の調べで分かった。職業不詳、高科龍軌容疑者(31)=死体遺棄容疑で逮捕=の供述に基づき現場を特定した。同課などは29日、この部屋を現場検証する方針。
 高科容疑者がこの部屋で殺害したことをほのめかす供述をしていたため、同課などが追及していた。部屋には、最近まで詐欺グループのメンバーとみられる数人が出入りしていたという。冨田さんと共同経営会社の出資金を巡りトラブルになっていた会社役員、篠沢大介容疑者(36)=同=が詐欺グループの中心的存在とみられ、他の3容疑者もグループのメンバーらしい。
 一方、冨田さんの遺体は、首の骨が折れ、あざがあった。同課などは、暴行後、首を絞めて殺害されたとみている。
 高科容疑者と高校時代同級生だった須和名聡容疑者(32)=同=は「篠沢容疑者から『重要書類を運んでほしい』とマンションに呼び出された」と部屋にいた事実を認めているが「買い物から戻ると男が倒れていた」と殺害への関与は否定している。篠沢容疑者らは今年6月、東京都板橋区のマンションから冨田さんの遺体を運び出し、群馬県吉井町の雑木林に遺棄した疑いで今月24日、逮捕された。【鈴木泰広、川上晃弘、佐々木洋】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000046-mai-soci