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2007年08月28日(火) 11時06分

グラウンドに男性の射殺体 左胸に傷跡 大阪・東淀川朝日新聞

 28日午前5時55分ごろ、大阪市東淀川区柴島(くにじま)1丁目の同市水道局柴島浄水場のグラウンドで、男性が血を流して倒れているのを散歩中の女性が見つけ、そばにいた人が110番通報した。男性はすでに死亡。左胸に拳銃で撃たれた跡が見つかり、府警は殺人事件とみて調べている。

現場検証をする大阪府警の捜査員ら=28日午前9時56分、大阪市東淀川区で

 調べでは、男性は所持していた運転免許証から東淀川区東中島に住む元暴力団組員の男性(58)とみられる。

 捜査4課によると、男性はグラウンド内にある公衆トイレのそばで、横向きの状態で倒れていた。左胸から背中にかけて拳銃の弾が貫通した傷跡が1カ所見つかった。トイレの壁に弾が跳ね返った跡があり、男性は壁を背に正面から撃たれたとみられる。弾は近くで見つかった。

 現場は阪急千里線柴島駅に隣接する住宅街の一角。グラウンドは市民に開放されており、一日中出入りが可能という。散歩や草野球、ゲートボールの利用者が多く、第一発見者と一緒に散歩した女性(75)は「トイレの前に男性が寝ているなと思ったら、胸から血が流れていた。約20年間毎朝散歩しているが、怖いことが起きた」と話していた。

http://www.asahi.com/national/update/0828/OSK200708280018.html