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2007年08月27日(月) 00時00分

地図の塗りわけ無料で楽しむ朝日新聞

 夏休みの宿題に白地図が出たことはないだろうか。日本地図でも世界地図でもネット上で多彩に塗り分け、自分のパソコンに取り込めるサイトが登場している。各種彩色地図も含め無料で提供しているのはデザイナー井上恵介さん(26)が昨年夏に開設した「白地図、世界地図、日本地図が無料」(http://www.freemap.jp/)。

 大学を出てデザイン関係の会社に勤めている間に、地図作りの仕事に携わった。昔から地図は好きで誰でも使えるようになったらと思い、フリーになったのを機会に実現した。別サイト「世界地図や日本地図で見る」(http://www.chizuyainoue.jp/)に、実際に塗り分けて描いた「日本地図を非正規雇用の割合で塗りわけ」や「工業製品の輸出割合の世界地図」など68点。世相を映した地図例として興味深い。

 地図は国土地理院の許可を得るか、多種多量の地図を蓄積、公開している米テキサス大のマップ・コレクション(http://www.lib.utexas.edu/maps/)などを参考に作る。現在、米国各州の白地図作成を続けており、完成した後には、既に問い合わせが来ている中国や欧州の白地図作りも考えている。

 日本全国より狭い範囲、各都道府県内の市町村白地図を塗り分けられるサイトもある。「地図を描く!」(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/map/map.html)では統計データが入力でき5色まで使える。

http://www.asahi.com/kansai/entertainment/webtu/OSK200708270022.html