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2007年08月27日(月) 22時32分

一般住民で最大20倍に=兵庫・尼崎市の中皮腫死亡率−環境省調査時事通信

 アスベスト(石綿)製品を製造していた機械メーカー大手クボタ(大阪市)の旧神崎工場(兵庫県尼崎市)があった地区で、同工場を含む石綿関連施設で働いたことがないなど、直接の関係を持たない一般住民の中皮腫による死亡率が男性で全国平均の6.1〜10.6倍、女性で8.5〜19.6倍に上ることが、27日に環境省がまとめた調査結果で分かった。
 同日開いた有識者検討会に報告した。同省は「(大気を通じた)一般環境経由による石綿ばく露が中皮腫の発症リスクを高くしている可能性がある」と分析。さらなる実態把握に向け、尼崎市とともに実施している健康リスク調査への協力を呼び掛けていく方針だ。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070827-00000149-jij-soci