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2007年08月26日(日) 12時03分

栃木・那須塩原の遺体遺棄、先物社員に借金数百万円読売新聞

 栃木県那須塩原市の山林で同市東赤田、保険代理業生駒文子さん(63)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された商品先物取引会社社員の小西繁貴容疑者(36)(栃木県小山市雨ヶ谷新田)は、消費者金融数社に計数百万円の借金を抱えていることが25日、県警の調べでわかった。

 県警では、借金返済に困っていた小西容疑者と、顧客の生駒さんとの間に何らかの金銭トラブルが起きたとの見方を強めている。

 生駒さんの死因は、25日の司法解剖の結果、首を絞められたことによる窒息死だった。小西容疑者は「車内で首を絞めた」などと供述しており、県警は殺害に至った経緯を追及する。

 小西容疑者の知人などによると、小西容疑者は職場ではまじめな仕事ぶりだった半面、飲食店を飲み歩くことが多く、飲食代や遊興費がかさみ、消費者金融から借金を重ねていた。知人にも「返済できなくて困っている」と打ち明けていたという。県警は、生駒さんの商品先物取引の投資金の一部を小西容疑者が流用した疑いもあるとみて、押収した資料の分析を進めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070826-00000002-yom-soci