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2007年08月24日(金) 21時26分

<栃木女性失踪>死体遺棄容疑で先物取引会社の男に逮捕状毎日新聞

 栃木県那須塩原市の女性が6月上旬から行方不明となっていた事件で、県警捜査1課は24日、取引のあった先物取引会社(本社・東京都新宿区)宇都宮支店の営業課長の男(36)の供述に基づき那須塩原市の山中から遺体を発見、死体遺棄容疑で課長の逮捕状をとった。同課は殺人容疑でも追及する方針だ。
 遺体で見つかったのは同市東赤田、保険代理業、生駒文子さん(63)。これまでの調べで、生駒さんは6月3日午後9時ごろから4日未明にかけて、行方が分からなくなった。生駒さんは持病のリウマチで歩行困難だったが、自宅に自家用車や財布が残されていた。また、寝間着が残っていなかったことから、何者かに連れ去られたとみて同課などが捜査していた。
 生駒さんは同支店でトウモロコシなど数千万円規模の取引をしており、課長らの存在が浮上。24日朝、課長を任意同行し事情を聴いたところ、遺体を那須塩原市宇都野の山中に捨てたことを供述した。県警は、生駒さんとの間に、金銭トラブルがあったとみている。
 親族らによると、生駒さんは3年前に保険会社の外交員を定年退職、失踪直前まで母親と2人暮らしだった。商品先物取引は昨年から始めたという。【山下俊輔、吉村周平】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070824-00000134-mai-soci