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2007年08月23日(木) 00時00分

ブランド液晶の携帯がヒット…ワンセグ対応機続々ZAKZAK

 地上デジタル放送「ワンセグ」対応の携帯電話端末が続々と投入される中、液晶テレビのブランド「AQUOS(アクオス)」や「BRAVIA(ブラビア)」を掲げた端末がヒットしている。携帯でもテレビをきれいに見たいという消費者の心をつかんだ格好だ。

 「アクオスケータイ」は、液晶画面をT字型にスライドさせて横長でテレビを視聴。ソフトバンクモバイルが昨年5月に発売したが、ブランド力と斬新なデザインにより、3機種の累計販売台数は「100万台を大きく超えた」(孫正義社長)という。製造元のシャープは今年に入り、NTTドコモとKDDI(au)にも納入開始しており、ワンセグ携帯の5台に1台はアクオスケータイが占めているもようだ。

 ソニー・エリクソン製の「ブラビアケータイ」は6月下旬に発売後、2週間弱で3万台近く売るヒット。液晶テレビで世界首位になったブランドを武器に拡販を図っている。また、日立製作所はau向け携帯電話で、ワンセグを起動すると薄型テレビ「Wooo(ウー)」の名前が出るようにし、共通ブランド化を図る考えだ。

 一方、プラズマ最大手の松下電器産業は「VIERA(ビエラ)ブランドの使用は検討課題」(幹部)とするなど、端末の差別化を目的に今後もテレビとのブランド共有が進みそうだ。

ZAKZAK 2007/08/23

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082318.html