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2007年08月23日(木) 01時03分

お巡りさんが付きまとう=女性相談「しつこい、迷惑」−アパート射殺・警視庁時事通信

 東京都国分寺市のアパートで、警視庁立川署地域課の友野秀和巡査長(40)が居住者の飲食店従業員佐藤陽子さん(32)を射殺し、自殺した事件で、佐藤さんが両親に「お巡りさんに付きまとわれている」と相談していたことが22日、分かった。
 アパート周辺では、巡査長に似た私服の男が再三目撃されているため、同庁が捜査。事件当日に2人がメール交換を数回しており、分析も進める。
 調べによると、佐藤さんは6月、宮城県の両親に電話をかけ、「飲み会で知り合った立川署地域課の40歳のお巡りさんにしつこく付きまとわれ、迷惑だ」と相談。両親が「警察官だから大丈夫でしょ」と聞くと、「そうよね」との答えがあり、深刻な様子はなかったために安心した。
 知人の男性にも相談しており、男性は「店を辞めた方がいい」と助言した。
 5月ごろには、別の知人男性が働く飲食店に、巡査長が来店して佐藤さんのことを尋ね、携帯電話にも電話してきた。
 巡査長は佐藤さんの店へ週に2、3回通い、常に指名。佐藤さんが最後に出勤した15日も同僚4人とともに来店した。
 4人は閉店30分前に店を出ており、うち1人は「2人は付き合いがあり、2人で過ごすと思った。トラブルがあるように見えなかった」と話したという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070823-00000004-jij-soci