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2007年08月23日(木) 19時40分

不祥事で引責辞任から1年で顧問に、三井住友海上元会長ら読売新聞

 保険金不払い問題で昨年6月に引責辞任した三井住友海上火災保険の井口武雄前会長と植村裕之前社長が7月23日付で常任顧問に就いていたことが23日、分かった。

 両氏は退任後に内定していた最高顧問の職をともに辞退し不祥事の責任を取る姿勢を示していたが、わずか1年後に復帰する人事には批判も出そうだ。

 井口、植村両氏は「シニアアドバイザー」の肩書で慶弔行事や講演活動など対外的な活動を行い、報酬も支払われる。三井住友海上は「両氏は社内処分などの経営責任を果たしており、今回の職は経営に関与しないため問題はないと判断した」と説明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070823-00000212-yom-bus_all