2007年08月23日(木) 01時50分
動画サイトの影響…日本のネットトラフィック1.4倍に(産経新聞)
総務省は22日、音声や文書、画像などを含む、ネットワーク上のデータ情報通信量にあたる「トラフィック」が、今年5月の集計で、毎秒721ギガビットになったとする試算を発表した。昨年5月に比べ、約1.4倍拡大した。この増加率を維持したまま推移すると、来年5月には、毎秒1テラ(1000ギガ)ビットに達する見通しだ。
集計によると、海外のインターネットサービスプロバイダーから流入する情報量が、昨年11月から急増し、この1年で約1.7倍となった。同省データ通信課によると、これは、ユーチューブをはじめとする「海外の動画投稿サイトからのビデオダウンロードが増加していることが主な要因と考えられる」ため。
情報をダウンロードして利用するトラフィックも増加し、ブロードバンド契約者では、1カ月平均で毎秒300ギガビットを超えた。アップロードとの差は拡大し続けている。
また、トラフィックは、午後9時から同11時に集中する傾向も、さらに顕著になっている。同課は、「このペースでの拡大は驚異的だ」と指摘している。
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