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2007年08月20日(月) 23時27分

お盆休み明け電力需要急増、東電は必死の節電呼びかけ読売新聞

 多くの工場やオフィスのお盆休みが明けて本格稼働を始めた20日、全国的に冷房用などの電力需要が急増した。

 新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所の運転が停止している東京電力では、午後3時に今夏2番目となる最大電力需要5938万キロ・ワットを記録した。中部電力では過去最高を更新したほか、関西、四国電力でも今夏の最高を塗り替えた。

 東電は、臨時の措置で何とかしのいでいるが、首都圏では8月末にかけて猛暑が予想され、最高電力需要を更新する可能性がある。気温に左右される「綱渡り」の状態がなお続きそうだ。(豊田千秋)

 休み明けの20日、東京・大手町の最高気温は35・9度の猛暑日となった。5938万キロ・ワットは8月10日に次ぐ高水準で、東電が20日準備した6170万キロ・ワットの供給力までわずか232万キロ・ワットに迫った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000315-yom-bus_all