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2007年08月20日(月) 20時02分

朝青龍は「解離性障害」=高砂親方、国内治療を優先−大相撲時事通信

 日本相撲協会から処分を受けて自宅謹慎中の横綱朝青龍(26)について、相撲診療所の吉田博之所長は20日、新たに「解離性障害」と診断されたと発表した。同所長と相撲協会推薦の高木洲一郎医師が19日に往診し、投薬治療などを行っていた。
 高木医師は17日の往診で「急性ストレス障害」と診断したが、朝青龍は呼び掛けなど外部への反応が極端に薄く、「昏迷(こんめい)」状態にあることなどから、より適切な診断名を採用したという。
 同所長は「最も良い治療環境に置くことが必要。どちらがいいとは言えないが、国内での治療は本人が望まないだろう」と指摘。現在の状態は治療の妨げになるとして、モンゴル帰国を選択肢の一つに挙げた。
 これに対し、報告を受けた師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「日本での通院、入院が先」とし、引き続き国内での治療を優先させる方針を示した。北の湖理事長(元横綱)は「理事会の決定事項というものがある。今の時点でわたしが言うことはない。治療については医師の意見を聞き、かつ指示に従って適切に対応したい」としている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000149-jij-spo