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2007年08月19日(日) 06時02分

道仁会会長殺害の報復か、熊本市で暴力団幹部撃たれ重傷朝日新聞

 19日午前1時10分ごろ、熊本市南千反畑町のマンション駐車場で「男性がけがをして倒れている」と119番通報があった。熊本北署の調べでは、倒れていたのは住所不定、九州誠道会系暴力団の中村文治会長(55)。中村会長はけん銃のようなもので撃たれ、下腹部と左ほおに弾が当たって重傷。近くで暴走族の取り締まりをしていた同署員や近所の人が銃声のような音を数回聞いており、同署は銃を使った殺人未遂事件として調べている。

 調べでは、中村会長の暴力団は熊本市が地盤で、指定暴力団道仁会から離脱して昨年7月に結成された九州誠道会の下部組織。18日に道仁会の松尾義久会長(56)が福岡市内で銃撃されて死亡したことへの報復の可能性もあると見て調べている。

 中村会長は昨年7月にも熊本県合志市内で銃撃された。また、同じ暴力団の幹部が今年7月、自宅で殺害された。

 銃撃したのはいずれも20代の男2人組とみられる。1人は身長178センチぐらい。髪形はオールバックで後ろで束ねて、白いティーシャツかズボンをはいている。もう1人は身長は175センチ以下。髪は短く、上下、黒い服を着ていたらしい。

http://www.asahi.com/national/update/0819/TKY200708190001.html