記事登録
2007年08月18日(土) 20時45分

九州最大の暴力団会長、頭撃たれ死亡 福岡朝日新聞

 18日午後6時24分ごろ、福岡市中央区黒門の歩道で「銃で撃たれた人が倒れている」と110番通報があった。県警の調べでは、撃たれたのは九州最大の指定暴力団道仁会(構成員約700人、同県久留米市)の松尾義久会長(56)。病院に運ばれたが、頭を撃たれており、まもなく死亡が確認された。直後に現場から車で逃走した男2人が目撃されており、県警は殺人事件として2人の行方を追っている。

 県警によると、道仁会では昨年5月、松尾会長の会長就任に不満を持つ一部組員が離脱して新組織を結成。その後、二つの組織間で銃撃事件などが続いていた。県警は今回の事件も一連の抗争と関連があるとみており、対立がさらに激しくなる可能性が高いとして警戒を強めている。

 現場は、福岡市の大濠公園の近く。市営地下鉄唐人町駅から南に約200メートルで、マンションが立ち並ぶ住宅街の一角。

http://www.asahi.com/national/update/0818/SEB200708180020.html