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2007年08月16日(木) 14時06分

新生「不二家」の象徴 銀座店一新 “仏料理も楽しめます”産経新聞

 山崎製パン傘下で経営再建中の国内菓子大手、不二家の櫻井康文(さくらい・やすふみ)社長(58)は15日までに応じた産経新聞社とのインタビューで、今秋以降、東京・銀座店(銀座6丁目)をフランス料理が味わえる店に衣替えする方針を明らかにした。新生「不二家」の象徴として、新たな情報発信源にしたい考えだ。
 具体的には、フランス・パリに本店がある「ダロワイヨ」ブランドのフランス料理レストランのほか、総菜、洋菓子などの販売店として一新させる。
 不二家は、1月発覚の不祥事に伴う業績悪化から資産整理をすすめ、銀二ビル(東京・銀座2丁目)を売却したことから、11月をめどに、銀座2丁目にある既存のダロワイヨの店舗を移転・リニューアルオープンさせる計画だ。
 仏「ダロワイヨ」ブランドの今後の事業展開については、首都圏以外では初となる店を大阪に出店する検討を始め、「デパ地下」「駅ナカ」へのビジネス展開強化で3年以内に売上高が30億円規模の事業に育てる。
 また、東京・有楽町の数寄屋橋(すきやばし)店や、大阪の心斎橋(しんさいばし)店といった中核店については、提携先の山崎製パングループが展開するベーカリー&カフェ「ヴィ・ド・フランス」のノウハウを活用して、不二家オリジナルのベーカリー(パン類)を新たに品ぞろえする考えだ。

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