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2007年08月15日(水) 21時15分

議員宿舎新築で十分議論を 石原知事、参院に求める産経新聞

 東京都の石原慎太郎知事は15日の記者会見で、千代田区紀尾井町の参院議員宿舎の新築計画について「参院の意向を確かめた上で(建設に同意するか)判断したい」と述べ、参院に対し9月にも開かれる臨時国会で十分に議論するよう求めた。
 石原知事は、参院選直後の臨時国会中に猪瀬直樹副知事が、江田五月参院議長、西岡武夫参院議院運営委員長と計画について協議したことを明らかにした上で、「新任早々なので(議長らは)正確な報告を受けていなかったようだ」と説明。
 4月にオープンした衆院赤坂議員宿舎に空室が多いことに言及し、「いろんな批判がある中で、造る必要があるのか、ないのかは参院の判断の問題」と指摘した。
 新宿舎は地上16階建て、高さ56メートル。建設予定地は風致地区に指定され、都条例により建築物は高さ15メートルまでに制限されているが、公益性などが認められれば規制の対象外となる。参院は7月の着工を予定していた。
 計画をめぐっては、近隣住民らが、高さ制限を定めた都条例に反しているとして、都知事に建設を認めないよう求める訴訟を起こしている。

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