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2007年08月14日(火) 02時00分

ローブ次席補佐官、今月末に辞任=大統領の求心力低下必至−米時事通信

 【ワシントン13日時事】ブッシュ米大統領は13日、記者団に対し、ローブ大統領次席補佐官が8月末に辞任することを明らかにした。同次席補佐官は大統領が最も信頼を寄せる腹心として知られる。この辞任により米国の内政、外交両面に大きな影響が出ることはないが、「側近中の側近」が政権を去ることで、既に残り任期1年半を切った大統領の求心力が一層低下することは避けられないとみられる。
 大統領は同席したローブ次席補佐官を「わが良き友よ。ありがとう」と称賛。同次席補佐官も「歴史の目撃者になれてうれしく思うが、今が潮時だ」と述べた。
 同次席補佐官は、ブッシュ大統領がテキサス州知事になる以前から政治コンサルタントとして側近に登用され、2000年と04年の大統領選挙での勝利に貢献。特に、04年の再選直後には、大統領から「ミスター・アーキテクト(勝利の計画立案者)」と絶賛された。日常的にもブッシュ政権の中枢で議会対策などをこなし、権勢を振るった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070814-00000011-jij-int