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2007年08月14日(火) 21時17分

「トンボ鉛筆」会長、覚せい剤所持で現行犯逮捕読売新聞

 ホテルの客室で覚せい剤などの違法薬物を所持していたとして、警視庁浅草署が大手文具メーカー「トンボ鉛筆」(東京都北区)会長の小川洋平容疑者(59)(新宿区市谷砂土原町2)を覚せい剤取締法違反(所持)などの現行犯で逮捕していたことが14日、わかった。

 調べによると、小川容疑者は13日午後6時ごろ、東京都豊島区北大塚のビジネスホテルの客室で、覚せい剤5・7グラムと、大麻樹脂2グラムを所持していた。

 小川容疑者については、数か月前からこのホテルの部屋で覚せい剤などの違法薬物を使用しているという情報があり、同署で内偵捜査していた。捜索令状をとって、小川容疑者の部屋に踏み込んだところ、違法薬物のほか、覚せい剤や大麻の吸引に使うパイプも所持していた。

 また、14日に捜索した自宅からも、同様のパイプや、覚せい剤を小分けにしたビニール袋が複数押収された。同署で今後、入手先を追及する。

 調べに対し、小川容疑者は覚せい剤などを数か月前から常用していたことを認め、「好奇心から、吸うために持っていた」などと供述しているという。

 小川容疑者は同社の創業者一族で、慶応大卒業後に入社。専務や副社長を経て、90年3月から社長、現在は会長に就任している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070814i115.htm