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2007年08月13日(月) 16時03分

ドッグぱーく元代表ら書類送検 えさ与えず犬衰弱させる朝日新聞

 05年5月に閉園した犬のテーマパーク「ひろしまドッグぱーく」(広島市)で、飼育されていた犬にえさや水を十分に与えずに衰弱させたなどとして、広島西署は13日、元経営者で「ドッグプロダクション」(廃業)の元代表(42)=広島市=を動物愛護管理法違反と、廃棄物処理法違反の疑いで広島地検に書類送検した。

 調べでは、元代表は「ドッグぱーく」が経営難から閉園した後も敷地内で約540匹の犬を飼育していたが、06年8月中旬から約1カ月間、31匹の犬に十分なえさや水を与えず、栄養失調や貧血などに陥らせ、虐待した疑い。さらに06年9月ごろ、死亡した犬2匹を敷地内に埋めて処分した疑い。元ドッグプロダクション従業員の男性2人についても廃棄物処理法違反容疑で書類送検した。

 同署は、31匹の犬の虐待について告発した動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」(大阪市)の代表(60)=大阪市=を、「ドッグぱーく」の元共同経営者(64)に対して敷地の権利と現金を電話で要求したとして恐喝未遂の疑いで書類送検した。

http://www.asahi.com/national/update/0813/OSK200708130064.html