民主党・小沢代表が、「週刊現代」06年6月3日号の「小沢代表の『隠し資産』6億円を暴く」と題する記事で名誉を傷つけられたとして、同党とともに同誌編集人や発行元の講談社などに計6千万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は10日、小沢氏側の請求を棄却する判決を言い渡した。松本光一郎裁判長は「論評の域を出ていない」と判断して名誉棄損の成立を認めなかった。
記事は、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」の収支報告書の資産欄に小沢氏名義の不動産が記載された点を「『隠し資産』と疑われても仕方ない」と指摘する内容。
小沢氏の事務所は「納得できない。直ちに控訴する」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200708100402.html