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2007年08月08日(水) 13時05分

女性客を拉致・乱暴、ステーキ店元店長らに懲役10年求刑読売新聞

 大阪・ミナミのステーキチェーン店「ペッパーランチ」心斎橋店(閉店)で今年5月、20歳代の女性客が店長らに連れ去られて乱暴された事件で、強盗強姦と逮捕監禁の罪に問われた元店長北山大輔(25)と元店員三宅正信(25)の両被告の論告求刑公判が8日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であった。

 検察側は「性欲を満たすための自己中心的な動機に酌量の余地はなく、女性の人格を顧みない非情な犯行」として、2人にそれぞれ懲役10年を求刑した。

 検察側は論告で「犯行の約2週間前にスタンガンを準備するなど計画的で悪質。女性は事件後に休職を余儀なくされるなど被害は深刻」と指摘した。

 起訴状などによると、2人は5月9日未明、大阪市中央区の店内で、女性客にスタンガンを押し付け、約5万5000円などが入ったカバンを奪った。さらに睡眠薬を飲ませて手足を縛り、大阪府泉佐野市のガレージまで車で連れて行き、乱暴するなどした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070808-00000404-yom-soci