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2007年08月07日(火) 16時25分

振り込め詐欺リンチ殺人、2被告に死刑と無期判決…千葉読売新聞

 架空請求詐欺グループのメンバー4人が2004年10月、仲間割れに端を発する集団リンチにより死亡した事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われた、いずれも主犯格で住所不定の無職、清水大志(28)(求刑・死刑)と渡辺純一(30)(求刑・同)両被告の判決が7日、千葉地裁であった。

 彦坂孝孔(たかのり)裁判長は「人命を軽視し、強固な殺害意思に基づいた極めて冷酷かつ非道な犯行」として、清水被告に死刑、渡辺被告に無期懲役を言い渡した。

 清水被告については「首謀者として殺害の謀議をまとめ上げた」、渡辺被告については「首謀者ではなく、清水被告らに事の成り行きを任せていた」とした。

 この事件で起訴された18人の一審判決が出そろい、計2被告が死刑、3被告が無期懲役を言い渡された。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070807i111.htm?from=main1