記事登録
2007年07月31日(火) 17時07分

エビ養殖投資会社捜索 熊本で5000万円出資も 消費生活センター 九州でも相談相次ぐ西日本新聞

 エビ養殖事業への投資をうたった巨額詐欺事件で、九州でも福岡、熊本両県などの消費生活センターに昨年夏ごろから、投資会社「ワールドオーシャンファーム」に関する相談が相次いでいた。大半が50−70代の年配の人たちからだった。

 北九州市立消費生活センターには、4件の相談があった。1500万円を投資したという同市門司区の女性(77)は、知人からの紹介で同社のセミナーに参加し、昨年5月に契約したという。半年は予定通りの配当があり、今年3月に「希望解約に応じる」という通知が同社から来たがそのままにしたところ、突然、弁護士名で「民事再生法申請を考えている」という通知が来たという。同区の別の女性(78)は知人や娘、孫にも紹介し、自分名義で総額1260万円を投資していた。福岡市消費生活センターにも、6件の相談が寄せられていた。

 一方、熊本県消費生活センターには「今年に入って配当が滞っている。どうしたらいいのか」などの16件の相談があり、最高投資額は5000万円だった。

=2007/07/31付 西日本新聞夕刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000015-nnp-l43