記事登録
2007年07月27日(金) 18時40分

<近未来通信>大阪、兵庫の被害者も元取締役らを提訴毎日新聞

 東京都中央区のIP電話会社「近未来通信」(破産手続き中)の投資詐欺事件で、投資した大阪や兵庫などの22人が27日、同社元取締役ら9人に総額約3億8600万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。被害対策大阪弁護団には140人が約22億円の被害を訴えたが、訴訟期間を短縮するため原告数を絞り、被害者の代表として請求する手法を取った。同事件での集団提訴は、5月の東京地裁に次ぐもの。
 訴状によると、近未来通信はIP電話事業で当初から収益を上げる見込みがなかったのに、「1年後には毎月100万円近い配当がある」などと勧誘した。さらに、同社は新たな投資を配当金に回す「自転車操業状態」にあり、「破たんが必至の組織的詐欺行為だった」と主張している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000067-mai-soci