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2007年07月27日(金) 00時00分

気まずい読売新聞

 大人になるにつれ、言動に気を付けるようになるためか、それとも単に無神経さに拍車がかかっているのか、人間関係で気まずい思いをする、ということが少なくなってきているように思えます。

 でも若い読者の方々は、日々の学校生活やご両親とのかかわりの中で、気まずい状況を経験することも多いのではないでしょうか。

 例えば、「今日、花子ちゃんとちょっとした言い合いをしちゃったんだけど、明日気まずい思いをしたらどうしよう」(I got into a bit of an argument with Hanako today. I’m afraid I may feel awkward when I see her tomorrow.)というような経験、ありませんか。

 また、「ホームルームでみんなと違う意見を言ったら、気まずい空気が流れた」なら、 There was an awkward silence in homeroom when I gave an opinion different than the others’.と訳せます。

 以上で用いた awkward は、「ぎこちない」「きまりが悪い」などの意味です。

 ほかの単語を使った表現では、 I suddenly felt self‐conscious when everyone looked at me when I raised my hand(私が手を挙げたとき、みんながこちらを見たので気まずい思いがした). self‐conscious のかわりに embarrassed(困惑する)などとしてもよいでしょう。

 一方、仕事関係での気まずさは、もっと深刻なものがあるかもしれません。

 A quarrel between Tanaka and Suzuki,in which Tanaka blamed Suzuki for the project’s failure,soured their relationship(田中がプロジェクトの失敗を鈴木のせいにしたので、二人が口論をして気まずさが残った). などのケースが考えられますね。

 この田中さんに対するアドバイスなら、 I think you should make up with Suzuki if you want to make the project work (もしプロジェクトを成功させたいなら、鈴木と仲直りしたほうがいいよ).などとなります。

 さて、あさっては参院選の投票日。「投票してないヤツが政治に文句を言うな」と言われて気まずい思いをしないよう、ちゃんと投票所に足を運ぼうと思います。(塚原 真美 記者)

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