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2007年07月26日(木) 21時59分

プロミス、三洋信販が統合発表 合併も視野に朝日新聞

 消費者金融3位のプロミスと同5位の三洋信販は26日、合併を視野に経営統合すると正式に発表した。営業貸付金残高は合計約2兆円で、首位アイフルを抜いて業界トップとなる。09年末に予定される貸出金利の上限引き下げや、貸し出し総量規制導入などを控え、両社ともに単独での生き残りが難しいと判断した。

 プロミスは31日付で、三洋信販創業者の椎木正和会長らの資産管理会社を買収し、同社が保有する三洋株約25%を間接的に取得。8月1日〜9月11日の間、三洋株の過半数以上の取得をめざして株式公開買い付け(TOB)を実施する。TOB価格は1株3623円で、全株取得なら総額1038億円。年度内には完全子会社化をめざす。

 三洋信販の椎木会長と三男の椎木正治取締役はともに辞任し、プロミスは三洋の役員の過半数を選任する。三洋の「ポケットバンク」ブランドは残すが、両社は店舗の統廃合を進め、将来的な合併も検討する。

http://www.asahi.com/business/update/0726/TKY200707260458.html