記事登録
2007年07月24日(火) 03時07分

FX取引で9億円余所得隠し、国税が脱税で3人告発読売新聞

 個人投資家に人気の金融商品「外国為替証拠金取引」(FX取引)で得た利益を申告していなかったとして、東京都足立区の不動産賃貸業の男(70)とその妻(66)、江戸川区の保険代理業の男(84)の3人が、東京国税局から所得税法違反(脱税)の疑いで東京地検に告発されていたことがわかった。

 3人が隠した所得の総額は2005年までの3年間で約9億7000万円。多額の利益が期待できるFX取引が高齢者にまで浸透している一方、脱税の温床にもなっていることが明らかになった。

 関係者によると、不動産賃貸業の男と、美容院を経営する妻は、2人合わせてFX取引で得た所得約7億5000万円を隠し、2億数千万円の所得税を脱税。保険代理業の男も同様に所得約2億2000万円を隠し、約7000万円の所得税を免れた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070724-00000201-yom-soci