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2007年07月18日(水) 12時24分

処分あいまい…同大ラグビー部員わいせつ未遂事件、2人退学1人停学産経新聞

 同志社大(京都市)のラグビー部員3人(退部)がわいせつ目的で女子大生を車に連れ込もうとした事件で、同大が、ともに経済学部2年の豊田雄揮被告(20)=わいせつ目的略取未遂罪で公判中=と少年(19)=同罪で起訴=を退学、社会学部2年の少年(19)=同=を停学処分と決めたことが17日、わかった。学生の処分は教授会の専決事項で、両学部教授会がそれぞれ決定、両学部で異なる判断となった。

 豊田被告は初公判で「(少年2人が)そういうことをするとは思わなかった」と無罪を主張。一方の2人はこれまでに起訴事実を認めているという。両学部教授会はいずれも処分理由を「学生の本分を逸脱し、大学の名誉を傷つけた」などとしているが、大学としての統一した処分基準があいまいと指摘する声もあり、波紋が広がりそうだ。

 経済学部教授会は併せて、大学側に社会的責任があるとして、田端信廣副学長と、西村卓・学生支援センター所長(副学長兼務)に辞任を求めた。

 同大によると、退学処分は9月30日付、停学処分は7月11日から平成21年3月31日まで。両学部の決定について大学側は「学部の判断を尊重したい」としている。

 刑事事件で逮捕・起訴された学生の処分をめぐっては、アメリカンフットボール部の元部員3人が起こした集団強姦(ごうかん)事件を受けて京都大(京都市)が、全学部の学部長が集まる「研究科長部会」で3人全員を退学処分とした。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070718-00000909-san-soci