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2007年07月18日(水) 19時24分

246人分のメール情報漏洩、非公開設定怠る 名古屋大朝日新聞

 名古屋大学は18日、教育学部と大学院教育発達科学研究科のメーリングリスト(ML)で送受された過去のメールが、部外者もアクセスできる状態になっており、メールを書いた学生や教職員の氏名、メールアドレスなどの個人情報が漏洩(ろうえい)したと発表した。同大はすぐに外部からのアクセスを遮断し、検索サイト「グーグル」に保存されていたデータの削除を同社に要請した。

 寺田盛紀・教育学部長によると、講義用、教員連絡用、教員公募用など計17のMLから、学生がメールで自己紹介した内容、授業の出欠状況、教員の研究室の電話番号、学内の所属委員会、教員公募に関する問い合わせなど学生、教員、学外の人合わせて246人にかかわる情報が漏れた可能性があるという。

 昨年7月に更新したサーバーの設定で、各MLの管理者が自分で非公開の処理をしない限りは、MLで送受信されたメールがすべて公開される初期設定になっていた。寺田学部長は「学生だけでなく学外の方にまで不安とご迷惑をおかけした。心よりおわびしたい」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/0718/NGY200707180015.html