記事登録
2007年07月17日(火) 18時01分

排気から放射性物質=柏崎刈羽7号機、地震と関連か−人体や環境に影響せず・東電時事通信

 東京電力は17日午後、新潟県中越沖地震で自動停止した柏崎刈羽原発7号機(改良型沸騰水型、定格出力135万6000キロワット)で同日午後1時ごろ、主排気筒の定期測定をしたところ、通常は検出されない気体状のヨウ素の放射性同位体や粒子状の放射性物質クロム51、コバルト60を検出したと発表した。
 検出された放射能に基づき、原発敷地境界で一般人が被ばくした場合の線量を計算すると、年間被ばく限度の1ミリシーベルトに比べて極めて低く、周辺環境への影響はないという。
 東京・内幸町の本社で記者会見した鈴木良男原子力運営管理部部長は「地震と何らかの関連がある可能性が高い。原因を調査している」と述べた。

【関連記事】 排気筒から放射性物質検出=廃棄物棟ではドラム缶倒れる−油漏れも・柏崎刈羽原発  
【関連記事】 認知から到着に1時間=「人員不足と道路状況」
【関連記事】 柏崎刈羽原発、変圧器で火災=放射能帯びた水も漏れる
【関連記事】 東電社長を厳重注意=原発の消火体制を非難−甘利経産相  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000150-jij-soci