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2007年07月15日(日) 20時40分

au利用料、5万を500万と誤請求…システム不具合で読売新聞

 KDDIが携帯電話auの利用者に対し、実際の請求額より1〜2ケタ多い、誤った督促文書を約2万6000件分送付していたことがわかった。

 同社東京料金センターによると、この文書は今月10日付で、数か月分の料金を滞納していた利用者に対し、支払いがなければ契約を解除する通告をするため送付した。同社のシステムでは、小数点以下2ケタまで「0」が記録されるが、後に削除される仕組みになっている。ところが、システムの不具合で小数点と小数点以下の「0」または「00」という数字が残り、印刷の段階で小数点だけが消えてしまったという。

 この結果、実際の請求額が約5万円の利用者に、約500万円を請求したケースもあった。

 利用者からの指摘で問題が発覚し、同社は14日、利用者全員におわびの文書を発送した。誤記載された金額通りに支払った利用者はいないという。

 同センターは「チェックを強化するなどして、二度とこのようなことがないようにしたい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070715i111.htm