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2007年07月13日(金) 14時40分

名門ジム「グリーンツダ」が暴力団と関係?指摘の文書届く読売新聞

 2階級制覇の井岡弘樹ら世界チャンピオンを3人輩出した関西の名門ボクシングジム「グリーンツダ」(大阪市、津田セツ子会長)と暴力団の不明朗な関係を示す文書が、日本ボクシングコミッション(JBC)に届いていたことが13日、明らかになった。

 JBCでは、すでに調査に乗り出している。

 この文書は、世界戦を組んだ実績を持つ東京のマッチメーカーが、6月1日付でJBCに提出した。マッチメーカーは、ジムのマネジャーに貸した500万円の返済が滞ったことから、ジムの興行を担う会社の実印を求めた。だが、マネジャーは、実印が暴力団組長の手にあることを明かし、「自由にはできない」と拒絶した、という。

 これに対し、マネジャーは「マッチメーカーとの貸金返還訴訟が係争中のため、内容については何も話せない。ただ、自分は暴力団とのつながりはない」と反論している。

 暴力団追放運動に取り組んでいるJBCは「経営陣が暴力団との関係を説明したうえで、絶縁しなければ、ジムの存続は認められない」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20070713i207.htm?from=main2