記事登録
2007年07月13日(金) 08時00分

不正軽油密造、11人目の逮捕者産経新聞

 指定暴力団住吉会系組長らによる不正軽油の密造、脱税事件で、警視庁組織犯罪対策4課は地方税法違反(脱税)などの疑いで、栃木県小山市、石油類卸会社「八重洲鉱油」役員、永木功容疑者(56)を逮捕した。逮捕者は11人目。容疑を否認している。

 永木容疑者は、同じ容疑で逮捕された永井孝容疑者(42)の上司で、不正軽油の原料となる灯油を密造グループに販売していた。脱税した金は暴力団の資金源になっていたことが確認されており、警視庁で詳しい金の流れを調べる。

 調べでは、永木容疑者は暴力団組長の陳俊二容疑者(46)=同容疑などで逮捕=らと平成17年7月〜18年3月の間、不正軽油を密造して運送業者に計約1300キロリットルを約1億1000万円で販売、軽油引取税約4250万円を脱税した疑い。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000104-san-soci