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2007年07月13日(金) 13時32分

<情報処理国家資格>試験問題漏らす…名古屋の専門学校職員毎日新聞

 経済産業省所管の独立行政法人「情報処理推進機構」が実施している情報処理技術者の国家試験に絡み、専門学校「コンピューター総合学園HAL名古屋校」(名古屋市中村区)の教務担当職員が学生14人に対し、関連する試験の内容を事前を教えていたことが13日、分かった。経産省と機構では漏えいした経緯を調査した上で、合否の扱いや同校への対応などを判断する。
 情報処理技術者の国家資格のうち、最も難度が低い「基本情報技術者試験」では、全国に308ある専門学校で行われる認定講座の修了試験に合格すれば、国家試験の一部は免除されるシステムになっている。経産省によると同校では先月24日に修了試験を実施した。ところが同校の教務担当者は試験の前日に、問題の内容を学生14人に教え、このうち10人が試験に合格した。
 同校は国家試験の委託先にもなっているが、今月6日付でこの担当者を懲戒解雇したという。
国家試験は年間約13万人が受験し、このうち1割が認定講座の受験者となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000049-mai-soci