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2007年07月12日(木) 16時01分

講談社と著者に謝罪勧告=少年調書「引用本」で−奈良医師宅放火殺人・東京法務局時事通信

 奈良県の医師宅で昨年6月、母子3人が死亡した放火殺人事件で、殺人などの非行事実で中等少年院送致された当時高校1年の長男の供述調書などを引用したとするフリージャーナリスト草薙厚子さんの著書「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)について、東京法務局は12日、プライバシー侵害の程度が著しく、人権侵害に当たるとして、草薙さんと講談社に対して関係者への謝罪と被害回復措置を講じるよう勧告した。法務省によると、著者に対する勧告は異例という。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000092-jij-soci