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2007年07月12日(木) 12時32分

保険金殺人で懲役16〜18年求刑=会社社長の妻ら家族に−上申書事件・水戸地裁時事通信

 死刑判決を受けた元暴力団幹部が茨城県警に上申書で告白した3件の殺人のうち、2000年に同県阿見町の内装会社社長栗山裕さん=当時(67)=が保険金目的で殺害された事件で、殺人と詐欺の罪に問われた妻澄江被告(75)ら家族3人の論告求刑公判が12日、水戸地裁(河村潤治裁判長)で開かれた。検察側は澄江被告に懲役16年、栗山さんの長女久美子被告(50)に同16年、久美子被告の夫光明被告(52)に同18年をそれぞれ求刑した。公判は結審し、判決は26日に言い渡される。
 事件は、別の殺人罪で1、2審死刑判決を受け、上告中の元暴力団幹部後藤良次被告(48)の上申書で発覚。同被告とその知人で首謀者とされる無職三上静男被告(57)の2人も殺人などの罪で起訴された。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000061-jij-soci