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2007年07月12日(木) 14時00分

着服:東邦銀行仙台支店の行員、顧客口座から2700万円流用 /福島毎日新聞

 東邦銀行(本店・福島市、北村清士頭取)は11日、仙台支店の30代の男性行員が顧客の預金口座から約1億1900万円を無断で引き出し、約2700万円を流用していたと発表した。流用金のうち2000万円は別の複数の顧客に融資し、700万円は生活費などに充てたという。同行は男性行員を11日付で懲戒免職にし、宮城県警仙台南署に被害届を出し、顧客には全額弁済した。
 同行によると、男性行員は渉外担当の管理職で、03年7月〜今年6月、顧客の仙台市内の事業所と経営者夫妻の3口座から計100回、総額約1億1900万円を引き出した。架空の預金払い戻し請求書を作成するなどの手口で、引き出しと返金を繰り返していた。
 今月3日、別の事件を捜査していた同署から指摘があり、発覚した。男性行員は流用金のうち2000万円は、同支店で融資不可能と判断された複数の顧客に無断で融資していた。北村頭取は「お客様の信頼を損ね、大変申し訳ありません」と謝罪した。【今村茜】

7月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000144-mailo-l07