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2007年07月12日(木) 15時01分

着服:元課長、入院患者の現金を−−松山記念病院 /愛媛毎日新聞

 松山市美沢1、松山記念病院の元総務課長の男性(50)=10日付で懲戒解雇=が精神科の入院患者13人から預かって同病院で管理していた現金約975万円を着服していたことが分かった。病院を運営している財団法人「創精会」によると、元課長は「住宅ローンの返済や生活費に充てた」と話しているという。完済されなければ刑事告訴も検討する方針。
 同法人によると、病院の精神科では現金の紛失や盗難を防ぐため、現金を預かり金として金庫で保管。元課長は預かり金管理責任者だった昨年1〜6月に着服したという。
 患者13人のうち、2人は入院中だが、残り11人は1989年から昨年6月までに死亡している。【土本匡孝】

7月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000211-mailo-l38