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2007年07月11日(水) 21時58分

牛肉偽装の告発情報、農水省と道庁の検証は“灰色決着”読売新聞

 北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」の牛肉偽装に関する告発情報を、農林水産省北海道農政事務所が北海道庁に連絡したかどうかを巡って主張が対立している問題で、同省と道は11日、双方の調査結果を検証する会合を札幌市内で開いた。

 「客観的に確認できる資料がなく、これ以上の調査は困難」との結論に達し、事実検証は“灰色決着”で終わった。

 会合は同省から貝谷伸・大臣官房審議官ら10人、道から細越良一・農政部参事監ら9人が出席し、当時の農政事務所と道の担当職員計5人が立ち会い、非公開で約3時間行われた。

 農水省側は「昨年3月24日、道庁に連絡文を持参した」と主張するのに対し、道は「受理した記録がなく、担当者も当日夕刻まで出張していた」と否定していたが、会合後、道庁で開いた記者会見で、同省は「双方の職員が直接、食い違いを正すようなやり取りは行わなかった」と説明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000214-yom-soci