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2007年07月11日(水) 10時08分

教頭が見舞金着服 熊本の中学 50万円、懲戒免職に西日本新聞

 熊本県教委は10日、部活動中にけがをした生徒に支払われるPTA災害見舞金約50万円を借金返済などのため横領したとして、同県阿蘇市郡内の公立中学校の男性教頭(52)を懲戒免職に、校長(58)を戒告処分とした。

 県教委によると、2005年2月、同校の部活動中に男子生徒が歯を折るけがをした。学校側は災害見舞金の給付手続きを教頭を通じて行ったが、教頭は今年2月に届いた見舞金約50万円の郵便為替を換金し、そのまま着服。借金の返済などにあてていた。教頭は生徒側に横領金を返済しており、刑事告訴はしない方針という。

 柿塚純男・県教育長は「範を示すべき管理職が起こした不祥事で、痛恨の極み。深くおわびする」とコメントした。

=2007/07/11付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000022-nnp-l43