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2007年07月09日(月) 16時53分

うっかり税減免申請遅れ…明電舎、80億申告漏れ読売新聞

 東京・JR大崎駅西口の再開発計画に伴う土地売却をめぐり、重電メーカー「明電舎」(東京都中央区)が税金の減免措置を期限内に申請しなかったため、東京国税局から約80億円の申告漏れを指摘されていたことがわかった。

 追徴税額は過少申告加算税を含めて約28億円に上り、同社はすでに全額を納付している。単純ミスが多大な税負担を招いた格好で、同社は「勉強不足だった」と反省しきりだ。

 この土地は、JR大崎駅西口にある明電舎の工場跡地。同社はこの土地を1913年(大正2年)ごろに取得し、約15年前までは発電機などを生産する工場を稼働させていた。

 付近一帯が2002年に再開発地区として都市計画決定されたことを受けて、同社は新しい本社とテナントが入る30階建て(地下2階)のオフィスビル「シンクパークタワー」の建設を計画、土地の一部を売却して建設費を捻出(ねんしゅつ)することにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000005-yom-soci