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2007年07月07日(土) 02時30分

MS社、「Xbox360」を自主回収 一部で不具合朝日新聞

 米マイクロソフト(MS)は5日、家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)360」の一部に不具合が見つかったため、対象の製品を全世界で自主回収し、無償で修理すると発表した。購入から3年後まで保証期間を延長し、これまで販売したすべての製品に対応する。修理代などの費用を10億5000万〜11億5000万ドル(約1290億〜1410億円)と見込むが、対象台数は公表していない。

 MSによると、不具合の可能性があるのは、本体のランプが三つ同時に赤く点滅する状態になったもの。本体が稼働しないなどの状況が顧客から報告されたという。

 「Xbox360」は05年11月に発売し、今年6月末までに世界で1160万台を出荷した。通常の保証期間は1年だが、発売当初の購入者も無償修理の対象になるよう保証期間を3年に延長した。修理の際の送料もMS側が負担する。すでに自費で修理してしまった顧客には、修理代を払い戻すという。

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 マイクロソフト日本法人は6日、国内で販売された「Xbox360」について、不具合が見つかった機種の無償修理・交換に乗り出すことを決めた。05年末の発売以来の国内販売台数(エンターブレイン調べ)は約40万台で、これまでも複数の不具合の報告があったという。すでに修理済みの機種については、修理代を返還する方針。問い合わせは「Xboxカスタマーサポート」(0120・220340)まで。

http://www.asahi.com/business/update/0707/TKY200707060460.html