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2007年07月05日(木) 12時00分

日進市:休暇中に虚偽勤務申請 職員を減給3カ月に /愛知毎日新聞

 日進市は4日、市生涯支援部の主査級の男性職員(37)が、有給休暇の名目で休みを取りながら申請手続きをしなかったうえ、休暇中に時間外勤務をしたとの虚偽の支給申請をしていたとして、減給(10分の1)3カ月の懲戒処分を行ったことを明らかにした。支給前に虚偽申告が判明して支給に至らなかったが、作為的に申請したことは公務員としてあるまじき行為として処分、生涯支援部長も口頭で厳重注意、管理監督者の課長級職員を文書戒告、同課長補佐を戒告処分とした。
 市によると、市の出先施設で働いている男性職員は、5月中旬以降、職場に口頭で有給休暇を申し出て延べ4日間、半日から1日ずつ休んだ。しかし、休暇後に申請の手続きをしなかったうえ、休んだ日にこっそり職場に来て3日間は時間外勤務をしたとの虚偽の記録をタイムレコーダーに残していた。
 虚偽申告の時間外勤務は計11時間で、時間外勤務の金額は仕事に私有車を使ったとする旅費名目の180円を含む計3万100円。今月初め、勤務実態と休暇申請が一致しないことに職場の上司が気付き、市が本人から事情聴取して不正が発覚した。男性職員は「有給休暇を減らしたくなかった」と不正を認めているという。【坂東伸二】

7月5日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000041-mailo-l23