記事登録
2007年07月05日(木) 18時55分

投信販売で三菱東京銀が頭取・会長を処分、異例の2度目読売新聞

 投資信託を不適切に販売したなどとして、金融庁から行政処分を受けた三菱東京UFJ銀行は5日、経営責任を明確にするため、畔柳信雄頭取、三木繁光会長ら役員10人の報酬をカットする行内処分を発表した。

 畔柳頭取と三木会長は今年3月、業務上横領事件を起こした財団法人「飛鳥会」(大阪市)と不適切な取引を続けてきたとして、4〜6月、月額報酬の40%をカットする行内処分を受けたばかり。銀行経営者が年に2度の減俸処分を受けるのは異例だ。

 今回の行内処分は、米国でのマネーロンダリング(資金洗浄)防止態勢や、投信販売の事務処理が不適切だったなどとして、6月11日に業務改善命令を受けたための措置だ。畔柳頭取と三木会長、玉越良介副会長の3人は月額報酬の30%を2か月間それぞれカット。リテール(個人向け取引)部門や国際部門など関連部署を担当する副頭取、取締役、執行役員の計7人は同期間、月額報酬の10%をカットする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000011-yom-bus_all